第2回選手権予選結果発表・審査員講評

第2回全国大学生ピアノ選手権予選の結果、以下の11チームが2025年3月16日関内ホールで開催される本選に出場することを決定いたしました。

本選出場チーム

本年は、以下の規定により演奏順が決定されました。
・予選通過順位の逆順を、本選演奏順とする。

本選
演奏順
参加
番号
所属サークル
(大学)
氏名
1熊本大学ピアノサークル P-friends
(熊本大学)
平野 翔真
伊藤 愛華
武内 孝樹
216明治大学ピアノの会KLAVIER
早大ピアノの会
阪大ピアノの会
(明治大学/早稲田大学/大阪大学)
山口 歩乃果
髙橋 日美
森 捷人
35同志社大学ピアノ研究会
(同志社大学)
木村 勇貴
岩下 真大
梅田 彩香
41早大ピアノの会
(早稲田大学)
勝部 友麻
細井 建伸
吉田 耕明
515東京理科大学ピアノの会
(東京理科大学)
島尻 和慶
保坂 綾音
北河原 俊
63東京大学ピアノの会
(東京大学)
辻 佑樹
河邉 直生
板東 大雅
710北大ピアノクラブ
(北海道大学)
小畑 蒼大
浜口 怜子
坂野 遼太郎
820京都大学音楽研究会器楽部
(京都大学)
三原 一星
江藤 圭蔵
阿蘇 圭亮
919蔵本室内楽同好会
(徳島大学)
高松 優雅
岡久 凜香
岡山 愛瑠
104東京大学ピアノの会
(東京大学/総合研究大学院大学)
寄田 圭将
北出 直也
高橋 優希
1112京都大学音楽研究会器楽部
(京都大学)
菊地 未紗
内田 こころ
中島 未緒

※各チームごとの参加者氏名の掲載順は参加申込時点のものであり、本選の演奏順とは限りません。

NUPCメディアアワード

予選動画の再生回数・高評価数が最も多かったチームを、最も波及力のあるWebプロモーションを行った団体として、これからのクラシック音楽シーンを牽引する能力を称え表彰します。

NUPCメディアアワード受賞チーム
参加番号9:熊本大学ピアノサークル P-friends(熊本大学)

再生回数:7,558回 高評価数:403

(参考)全ての予選動画の視聴回数等
総視聴回数:約7.7万回
総高評価数:約2,700
総再生時間:約4,700時間

審査員講評

▶︎審査員紹介

【金子淳先生】
昨年に引き続き「第2回全国大学生ピアノ選手権」の審査を担当致しました。第1回に比べると個人個人の演奏レベルが高くなっており、大変驚かされました。技術的に優れた演奏が多く、皆さんの日々の練習の成果が存分に発揮されていたと思います。さらにレベルアップするために、楽譜を深く読み作曲家の意図を汲み取る、という事を日頃から心がけて練習してみて下さい。フレーズがどこまで続いているか、和声はどう変化してるかなど、常に意識する事も大切です。また演奏を聴かせて頂ける日を楽しみにしております。
【高田匡隆先生】

各チーム共に、難曲に挑戦し、自らの想いで演奏している姿はとても素晴らしかったと思います。
今後、巨匠や演奏家たちの解釈に則るのではなく、楽譜をよく読み、作曲家やその時代の背景、そこから導き出されるスタイルを基本にし、その上で想いを込めて演奏していただけると、また聴かせていただけるのが楽しみな演奏になっていくのではないでしょうか。
【宮崎明香先生】

前回にも増して粒の揃ったレベルの高い演奏が多い中、各々の個性を活かす選曲と、それを短い制限時間の中でチームとしての魅力にまで昇華できたかがポイントとなりました。コントラストを大切にするのか、関連性の高い曲を選ぶのか、戦略は様々ですが、その意味を3人が共有し同じ方向を向いている事が重要だと感じました。もう一つ、作曲家の意図を汲み取りながら音楽を高めていく、当たり前のようですが難しい事です。自己の視点にとどまらず、客観性を持って作品の本質を捉えようとする事が、結果的に自己の枠を超える演奏へとつながるはずです。音楽を愛する皆様のひたむきなエネルギーが、益々広がり発展していく事を願ってやみません。

通過チーム採点表

※表中「一般」の項目が、Youtubeによる再生数・高評価数による加点の和となります。
※スペースの関係上、一部の団体名を略称としております。