INTERVIEW#1 東京農工大学ピアノ部

東京都府中市と小金井市にキャンパスを持つ東京農工大学。

今回は府中市の農学部キャンパスにて、全国大学生ピアノ選手権に参加される東京農工大学ピアノ部の西山茉帆香さん、日野まほろさん、津田光哉さんに、普段の活動や選手権への意気込みなどのお話を伺いました。

左から、津田さん、西山さん、日野さん

ー自己紹介をお願いします

西山:東京農工大学工学部知能情報システム工学科3年の西山茉帆香です。
最近はシューベルトの曲をよく聴いています。

日野:東京農工大学農学部地域生態システム学科3年の日野まほろです。
出身は長野県で、好きな作曲家はショパンやリストといったロマン派の曲です。最近大学に入ってからはロシア・フランスものもよく弾くようにしています。

津田:東京農工大学農学部地域生態システム学科3年の津田光哉です。
出身は宮城県の仙台市で、現在は大学の近くで一人暮らしをしています。好きな作曲家はベートーヴェンで、特に最近はベートーヴェンの後期ピアノソナタを聴いています。

ー大学ではどのようなことを学んでいますか?

西山:大学では、情報の中での電気電子系を専攻しています。

日野:私が所属している地域生態システム学科では、かなり幅広い分野の勉強ができるのですが、その中でも自分の興味のある生態系や地域社会についての勉強を興味を持って勉強しています。
研究としては、将来的には野生動物の保全だったり、希少種の保全について研究できればと思っています。

津田:私は地域生態システム学科の農業環境工学プログラムを選択しています。
農業環境工学プログラムというのは、生産性・環境持続性を両立させた農業生産を農業土木や農業機械といった工学の立場から実現しようというプログラムで、物理や数学を毎日学んでいます。

ー選手権に応募された理由をお聞かせください

西山:中学高校では、コンクールが幅広く行われており、実際に出場したこともありました。
しかし、大学生になると音大生以外の出場できる部門が少なくなっていることを残念に思っていました。
こうしてピアノ部に入っていなければ、人前で弾く機会も減っていたのではないかと思います。
今回選手権について、同世代の方と競い合うことができることに魅力を感じています。選手権に出場することで、改めて自分たちの演奏に向き合い、向上することができると考え、今回選手権に応募しました。

日野:私たち一般大学生のアマチュアでは、あまりコンクールに参加できる機会はないのですが、他の大学の方だったり、自分のチームとして参加できるということで面白そうな選手権だと思って参加しました。

津田:私は小さい頃からピアノを演奏していて、大学でもピアノ部に入ってピアノを3年間弾いてきたのですが、他の大学のピアノサークルと交流の機会がほとんどなかったので、今回参加して他大学の方と競い合えることを魅力的に感じて参加させていただきます。

ー演奏ではどのようなところを聴いてもらいたいですか?または伝えたいですか?

西山:技術面で至らない点があると思いますが、その曲に対するイメージや場面ごとの雰囲気の違い、理想とするひとつひとつの音の響きを伝えられたらなと思っています。

日野:今回演奏する曲は、予選は夏のコンサートに向けて練習してきたものなので、部員からのコメントや感想もたくさんいただいた曲になります。なので部員の思いも持ちながら、自分の中でもこだわりを持っている部分を、聴いている人に伝えられたらなと思っています。

津田:普段から東京農工大学ピアノ部では、ピアノ部員同士のレッスンなどを行い互いの部員の意見を反映した演奏を作っています。今回のコンクールでも自分一人ではなく、ピアノ部員のアドバイスが反映された、東京農工大学ピアノ部としての演奏をできればなと思っています。

ー選手権への意気込みをお聞かせください

西山:はじめての試みということで、私たちも不安を感じていますが、楽しんでこの選手権を終えられたらなと思っています。

日野:コンクールは小学生以来の出場になるので、かなり緊張すると思うのですが、自分の力を最大限発揮できるように、かつ楽しんで演奏できるよう頑張りたいと思います。

津田:久しぶりのコンクールということで、非常に緊張しているのですが、練習の成果を発揮できるように精一杯演奏したいと思います。

ー東京農工大学ピアノ部についてお聞かせください

東京農工大学ピアノ部は今年で創立74年目を迎えます。

学部生から院生、他大学の方も所属しており部員は120名以上います。長年ピアノを弾いてきた方のほうが少なく、小学生以来ピアノを弾くといった方や、初心者の方が多く所属しています。

農学部には3台のグランドピアノを含む、10台以上のピアノがあり、工学部には2台のアップライトピアノがあります。朝から夜まで好きな時間に自由に弾くことができます。

活動としては、主に夏と冬にコンサートを行っています。プログラム作成や、当日の運営などを全て部員で行なっています。3回のリハーサルや部員同士でのレッスンでは、お互いの演奏に意見を言い合うことで、より良い演奏に仕上げていけると考えています。

また、ピアノを弾くだけではなく、年2回の合宿やバーベキューを行ったりすることで、部員同士の交流が深まっていくと考えています。

ーありがとうございました

東京農工大学ピアノ部

Webサイト http://www.tuat-piano.com
twitter https://twitter.com/TUATpianobu
instagram https://www.instagram.com/nokopiano/

第一回全国大学生ピアノ選手権

申込締切:2023年10月24日 (申込ページ)
予選:オンライン 2023年11月5日 0:00〜配信開始予定
本選:2024年3月24日(日) 神奈川県立音楽堂