INTERVIEW#2 京都大学音楽研究会器楽部

京都の中でも、古都の風情を色濃く残す地区にある京都大学吉田キャンパス。
全国大学生ピアノ選手権に参加される、京都大学音楽研究会器楽部の阿蘇圭亮さん、江藤圭蔵さん、北出直也さんに、彼らが活動する吉田キャンパスにてお話を伺いました。

左から、江藤さん、阿蘇さん、北出さん

ー自己紹介をお願いします。

阿蘇:京都大学理学部2回生の阿蘇圭亮です。今、この音楽研究会器楽部のマネージャーをやっています。好きな作曲家はベートーヴェンです。お願いします。

江藤:京都大学法学部4回生の江藤圭蔵です。趣味は阪神の応援で、嫌いな作曲家はショパンです。よろしくお願いします。

北出:京都大学理学部4回生の北出直也と申します。ドイツものの作曲家が好きで、バッハやベートーヴェン、シューマンをよく聴いています。それからアンサンブルが好きで、音楽研究会のヴァイオリンやチェロのメンバーと一緒にトリオなどを組んだり、アンサンブルもよくやっています。兵庫出身で阪神ファンです。よろしくお願いします。

ー大学ではどのようなことを学んでいますか?

阿蘇:僕は数学を中心に学んでいます。京都大学の理学部は3回生から係登録といっていろんな系に分かれているので、数理科学系に行けるように勉強しています。

江藤:僕は学部で法律を学んでいます。将来は弁護士になって、困っている人に寄り添って、そうやって世界に少しずつでも、スマイルが増えていったらええなぁって、思っています。

北出:自分は理学部の4回生で、物理学や宇宙物理学を学んでいます。特にこれからの研究としては、惑星形成の理論、惑星がどうやって作られるかについて、観測や理論シミュレーションなどについて研究していきたいなと思っております。

ー京都大学音楽研究会器楽部について教えてください

阿蘇:京都大学音楽研究会器楽部、通称 ”音研” と呼ばれているんですけど、普段はこのBOX(吉田キャンパス南グラウンド北西にある音研の部室)で活動しています。ここ(ホール)にグランドピアノが3台あって、隣の小部屋にアップライトピアノが2台あり、各々練習しています。ピアノ以外にもヴァイオリンや管楽器を演奏される方もいて、アンサンブル活動も活発に行われています。

定期演奏会が年に2回あって、他にもいろいろなミニコンサートなども開催しています。

ー選手権に参加された理由をお聞かせください

阿蘇:コロナ禍が明けて、音研としても活動を広げていきたいな、という中で今回の話をいただいて、是非この京都大学音楽研究会器楽部を全国に広めていきたいなということで、参加させていただきました。

江藤:あれ、賞金目的って言ってなかった?

阿蘇:(笑)

江藤:この前ね、「出るからには30万円目指しましょう」みたいに言ってたんですよ!

阿蘇:出るからにはそうですよ(笑)

江藤:ああやっぱ、目指すんやな。僕も、切実に30万円欲しいです。

一同:(笑)

北出:自分は、3人ひと組っていうのが面白いなと思って。普段コンクールの時とか独りで結構孤独だったりするので、その点は楽しいなと思います。あとは他大学のピアノサークルもすごい興味あって、上手な人もいると思うので、そういうところとも交流したり演奏を聴いたりしたら嬉しいなと思って参加しました。

ーどのようなところを聴いてもらいたいですか?

阿蘇:僕は単純に、聴いている人が楽しめるような演奏ができたらいいなと思っています。

江藤:僕は、京大の代表として出るわけなので、京都っぽい演奏をやりたいなと思ってますね。なんか、ピアノの音聴いたらわかるじゃないですか。「あ、この人大阪出身や」みたいな。だからその京都っぽい音みたいなものを出せるように、今頑張って練習しています。

北出:自分は聴いてもらった人が感動できるような、印象に残るような演奏ができたらなと思っていて、特に音色とか、曲のもって行き方とか構成とか考えて練習していますね。そういった音色とかはホールで聴いてもらわないとわからないかなと思うので、是非予選突破して、本選に残れたらいいなと思っています。

ー選手権への意気込みをお聞かせください。

阿蘇:出るからには30万円目指したいなと思っています(笑)。僕自体はコンクールに出たことそんなにないんですけど、隣にすごく信頼できる先輩方がいるので、頼りながら、頑張っていきたいなと思っています。

江藤:やっぱり関西人として、東京の人たちには負けたくないなというのがありますね。特に東京大学の皆さんは、勉強でめちゃめちゃ負けてるんで、せめて音楽だけでは勝ちたいですね。頑張ります。

一同:(笑)

北出:聴いてもらった人の印象に残るように、頑張ります!

ーありがとうございました

京都大学音楽研究会器楽部

Webサイト https://onken.net
twitter https://twitter.com/onken_kigaku
instagram https://www.instagram.com/onken_kigaku/

第一回全国大学生ピアノ選手権

申込締切:2023年10月24日 (申込ページ)
予選:オンライン 2023年11月5日 0:00〜配信開始予定
本選:2024年3月24日(日) 神奈川県立音楽堂

INTERVIEW#1 東京農工大学ピアノ部

東京都府中市と小金井市にキャンパスを持つ東京農工大学。

今回は府中市の農学部キャンパスにて、全国大学生ピアノ選手権に参加される東京農工大学ピアノ部の西山茉帆香さん、日野まほろさん、津田光哉さんに、普段の活動や選手権への意気込みなどのお話を伺いました。

左から、津田さん、西山さん、日野さん

ー自己紹介をお願いします

西山:東京農工大学工学部知能情報システム工学科3年の西山茉帆香です。
最近はシューベルトの曲をよく聴いています。

日野:東京農工大学農学部地域生態システム学科3年の日野まほろです。
出身は長野県で、好きな作曲家はショパンやリストといったロマン派の曲です。最近大学に入ってからはロシア・フランスものもよく弾くようにしています。

津田:東京農工大学農学部地域生態システム学科3年の津田光哉です。
出身は宮城県の仙台市で、現在は大学の近くで一人暮らしをしています。好きな作曲家はベートーヴェンで、特に最近はベートーヴェンの後期ピアノソナタを聴いています。

ー大学ではどのようなことを学んでいますか?

西山:大学では、情報の中での電気電子系を専攻しています。

日野:私が所属している地域生態システム学科では、かなり幅広い分野の勉強ができるのですが、その中でも自分の興味のある生態系や地域社会についての勉強を興味を持って勉強しています。
研究としては、将来的には野生動物の保全だったり、希少種の保全について研究できればと思っています。

津田:私は地域生態システム学科の農業環境工学プログラムを選択しています。
農業環境工学プログラムというのは、生産性・環境持続性を両立させた農業生産を農業土木や農業機械といった工学の立場から実現しようというプログラムで、物理や数学を毎日学んでいます。

ー選手権に応募された理由をお聞かせください

西山:中学高校では、コンクールが幅広く行われており、実際に出場したこともありました。
しかし、大学生になると音大生以外の出場できる部門が少なくなっていることを残念に思っていました。
こうしてピアノ部に入っていなければ、人前で弾く機会も減っていたのではないかと思います。
今回選手権について、同世代の方と競い合うことができることに魅力を感じています。選手権に出場することで、改めて自分たちの演奏に向き合い、向上することができると考え、今回選手権に応募しました。

日野:私たち一般大学生のアマチュアでは、あまりコンクールに参加できる機会はないのですが、他の大学の方だったり、自分のチームとして参加できるということで面白そうな選手権だと思って参加しました。

津田:私は小さい頃からピアノを演奏していて、大学でもピアノ部に入ってピアノを3年間弾いてきたのですが、他の大学のピアノサークルと交流の機会がほとんどなかったので、今回参加して他大学の方と競い合えることを魅力的に感じて参加させていただきます。

ー演奏ではどのようなところを聴いてもらいたいですか?または伝えたいですか?

西山:技術面で至らない点があると思いますが、その曲に対するイメージや場面ごとの雰囲気の違い、理想とするひとつひとつの音の響きを伝えられたらなと思っています。

日野:今回演奏する曲は、予選は夏のコンサートに向けて練習してきたものなので、部員からのコメントや感想もたくさんいただいた曲になります。なので部員の思いも持ちながら、自分の中でもこだわりを持っている部分を、聴いている人に伝えられたらなと思っています。

津田:普段から東京農工大学ピアノ部では、ピアノ部員同士のレッスンなどを行い互いの部員の意見を反映した演奏を作っています。今回のコンクールでも自分一人ではなく、ピアノ部員のアドバイスが反映された、東京農工大学ピアノ部としての演奏をできればなと思っています。

ー選手権への意気込みをお聞かせください

西山:はじめての試みということで、私たちも不安を感じていますが、楽しんでこの選手権を終えられたらなと思っています。

日野:コンクールは小学生以来の出場になるので、かなり緊張すると思うのですが、自分の力を最大限発揮できるように、かつ楽しんで演奏できるよう頑張りたいと思います。

津田:久しぶりのコンクールということで、非常に緊張しているのですが、練習の成果を発揮できるように精一杯演奏したいと思います。

ー東京農工大学ピアノ部についてお聞かせください

東京農工大学ピアノ部は今年で創立74年目を迎えます。

学部生から院生、他大学の方も所属しており部員は120名以上います。長年ピアノを弾いてきた方のほうが少なく、小学生以来ピアノを弾くといった方や、初心者の方が多く所属しています。

農学部には3台のグランドピアノを含む、10台以上のピアノがあり、工学部には2台のアップライトピアノがあります。朝から夜まで好きな時間に自由に弾くことができます。

活動としては、主に夏と冬にコンサートを行っています。プログラム作成や、当日の運営などを全て部員で行なっています。3回のリハーサルや部員同士でのレッスンでは、お互いの演奏に意見を言い合うことで、より良い演奏に仕上げていけると考えています。

また、ピアノを弾くだけではなく、年2回の合宿やバーベキューを行ったりすることで、部員同士の交流が深まっていくと考えています。

ーありがとうございました

東京農工大学ピアノ部

Webサイト http://www.tuat-piano.com
twitter https://twitter.com/TUATpianobu
instagram https://www.instagram.com/nokopiano/

第一回全国大学生ピアノ選手権

申込締切:2023年10月24日 (申込ページ)
予選:オンライン 2023年11月5日 0:00〜配信開始予定
本選:2024年3月24日(日) 神奈川県立音楽堂

株式会社医食同源ドットコム様よりご協賛をいただきました

健康食品・化粧品の企画・販売を全国のドラッグストアやスーパーマーケット等で行なっている、株式会社医食同源ドットコム様より、当選手権にご協賛をいただきました。

ご厚志につきましては当選手権の運営・さらなる発展、参加者への支援拡充に充てさせていただきます。

誠にありがとうございました。

医食同源ドットコム

選手権の題字を、金澤翔子さんに揮毫いただきました

現在最も注目されている書家である金澤翔子さんに、選手権の題字を揮毫いただきました。

金澤翔子さんは伊勢神宮や東大寺をはじめ、名だたる神社仏閣の総本山にて奉納揮毫や個展を開催され、近年ではNHK大河ドラマ『平清盛』の題字や東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の公式アートポスター制作アーティストを務められるなど、メディアでも注目される書家です。

2023年6月現在、映画「共に生きる 書家金澤翔子」全国公開中

▶︎金澤翔子ホームページ

▶︎映画「共に生きる 書家金澤翔子」公式サイト

参加の要点(簡易版)

①参加の要点は2つだけ

・音大以外の大学生・院生・専門学校生であること。
・3人で1チームを組むこと。

②チームの作り方

・誰とでも参加できます。大学やサークルが異なっても問題ありません。
・ただし、ひとりで複数のチームに重複して参加することはできません。

③予選

オンラインの動画審査です。

④動画の作り方

・チーム3名の演奏を編集・抜粋して、10分以内の動画を作成してください。
・曲目は自由曲(クラシック)とします。
・短い曲を選んでも、聴かせどころを抜粋しても構いません。また3名それぞれの時間配分も自由です。
・3名全ての演奏が含まれているものとしてください。

⑤申込期限

参加申込&動画提出の期限は、2023年10月24日23:59です。

⑥本選

・本選出場者発表は2023年12月24日予定です。
・本選は2024年3月24日、神奈川県立音楽堂で開催されます。
・本選も曲目は自由曲(クラシック)、1チーム25分以内で、3名それぞれの時間配分は自由です。
・グランプリ賞金30万円・準グランプリ賞金10万円が贈られます。

感染対策に関する動画の規定について

感染対策に関する動画の規定を下記とします。

・感染対策等でマスク着用の必要があるイベント等での演奏動画を提出する際はこれを許可するが、該当チームが本選に進んだ場合は委員会が本人確認を求める場合がある。録画のアングルや画質等で本人確認が難しい場合も同様とする。